雪を見たい、と思った。
そう思う時、決まって思い出すのはあの人のこと。
だから本当は雪が見たいのではなく、あの人に会いたいのかもしれないと思う。
【まとめサイト収録】
この話はー。
朝が冷えてきたなぁ、という現実世界のフィーリングから思いついたお話です。
直前に、同じように「雪が見たいの」で始まる、安倍さんを描いた別のお話も上げられているんですが、
その話を読む前に、このスノーエンジェルのお話は思いついていました。
ので、リゾナントさせてもらったとかいうよりも、偶然まったく同じネタを取り上げたことになります。
エアリゾナント?w
[Niigaki](09)678 『真夏の光線』の後日譚というか、同じ世界軸に置いた話です。
『真夏の光線』が自分で気に入ってる話だったので、続きを書きたかったというのも理由です。
『真夏の光線』なんて夏全開の作品の中に、偶然にも雪の要素を取り入れていたので、
この寒い季節に入ってきた時に、その世界観を引っ張ってこれたことは幸運だと思います。
まぁでも、雪といえば安倍さん、ということでこんな話は書いていたのかもしれません。
設定に深さは出なかったかもしれませんけどネー。
ところで作中で描いた「一面を覆う白い雪」とは、安倍さんの封印の技「ホワイトスノー」を指します。
自分の中では『真夏の光線』に思いっきりセルフリゾナントしてるつもりではあったんですが、
ま、自分がお気に入りでもたかが一作品、感想で関連を指摘してくるサボヲタはさすがにいなかったw
さて、最後の一文をほめていただき嬉しく思います。
あたし一人が凍らせていたいろんな想いは、あなたと絡めた小指一本であっという間に溶け出した。
これ、書き上げた当初は終わりから3行目くらいの中途半端な位置にあったんです。
文章はちょっと違ってましたけど。
当初の締めは「やさしさを届けてくれた。」とか何とかになっていたと思います。
ところがどうしても「凍らせていた想い」「小指」「絡める」「溶ける」このフレーズがもったいない。
ということで、組み替え組み替え、投下したとおりの内容になりました。
悩みに悩んでぴったりハマった! と思える書き上がりになった時って嬉しいですよね。
特に話の締めって難しいので、納得いく最終行が書けた時はそれまでの苦労も吹っ飛ぶ感じです。
(08/12/14)