まずはこちらをご覧ください(VTRクイズ風)
愛ちゃんのリーダー就任4周年に寄せる[さぼろぐ。Ver.3(2011/06/02)]
語らせてくれ! とか言ってインタビューもらった割には、
なんだかすでに語ったあとのようで申し訳ないです。
でも、その記事を書いてから3ヶ月で見えてきたこともあります。
思うこともたくさんあります。
なので、そこらへんをガリガリ書いてみようかなと。
この3ヶ月で思うのは、愛ちゃんって人は本当にメンバーから愛されてたんだなぁと思います。
ハロコンでソロ曲を歌ってる時の風景はある意味異様でしたよ。
ひな壇のメンバーが、歌い踊る姿を見逃すまいとじっと追いかける。
観客のこととかお構いなしです。身体ごと振り返ってた。
唯一、ガキさんだけは観客を煽るごとく手を振ったりしてましたけどね。
他のメンバーはそういうこともしなかった。
手拍子もしなかったかな。食い入るように見てたのが印象的。
それだけ、高橋愛という人は特別なんだろうと思いました。
歌でもダンスでも中心で、モーニング娘。のリーダーで、
ハロー!プロジェクトのリーダーでもある。
過去には、こんな風にすべての中心に立つ人はいなかったわけで、
あの高橋愛がそんなことできるのかよってのは杞憂に終わったのは言うまでもないですが。
ぼくは、先のブログの記事にこう書いていたんですね。
卒業を控えた今、愛ちゃんの「罪」はといえば、
すべてにおいて娘。の中心だった愛ちゃんが抜けることで、
いったい、モーニング娘。はどうなってしまうんだろうという不安を、
我々ファンに対して抱かせていることだと、半ば冗談で、半ば本気で思う。
ダンスでセンターだった。
歌でメインパートである曲がほとんどだった。
娘。でリーダーだった。
そんな彼女が抜ければ正直、モーニング娘。はガタガタになる。
あらゆるものを一から構築し直さないと、成り立たないでしょう。
ところが愛ちゃんは先日発売の週刊プレイボーイの中で、
インタビューにこう答えています。
(今、手元に冊子がないので表現あやふやですが)
私が辞めることで、モーニング娘。は成長する。
これ、ものすごく重い言葉だと思うんです。
普段、まぁ歌やダンスのパフォーマンス面はともかく、
MCなんかではどちらかといえばメンバーを立てることに終始して、
自分から目立とうとはしないような、そんな謙虚な彼女が、
きちんと自分の立ち位置を自覚してたんだなぁということに驚きました。
いや、当たり前なんですけどね?
誰がどう見ても、あらゆる中心にいるわけだから。
でも今までにそういうものを表に出したことってあんまりないじゃないですか。
確かに、高橋愛がそこにいることで歌パートは自然と彼女に多くなる。
確かに、高橋愛がそこにいることでダンスフォーメーションもキマって来る。
確かに、高橋愛がそこにいることで、完全安定なのです。
逆に言えば彼女がそこにいることで歌やダンスが割り振られないメンバーがいる。
完全安定と引き替えに、他のメンバーが中心となる機会が減る…
愛ちゃんは、きちんとそういうところまでわかってたんだなぁと。
自分が新しいステージに飛び立つための卒業でもあり、
10年間慣れ親しんだモーニング娘。を「さらに成長させる」という、
自分の進路だけではない、大切なグループへの愛情をも込めた卒業。
「(自分にとって)その時が来た」という理由で卒業したメンバーは多くいたと思いますが、
「グループのために」という意味をこんなにも押し出して巣立った人、今までにいるのかな…
そうなると、なるほど、残されるガキさんの心境やいかに。
愛ちゃんというとても大きな柱が抜けたところに入り込んで、
またあらゆるモノを構築し直す、その真ん中でいなければならない。
同期として入ったのに、その同期が「自分がいてはいけない」という理由で卒業する。
そのプレッシャーたるや、一般人のぼくにはとてもはかりしれません。
ただ、ガキさんはそんな偉大な同期をずっと愛していてほしいと思います(カプ的意味じゃなくて)。
10年を一緒に過ごした中で、歴代最長期間を勤めたリーダー。
一番間近で見てきたその姿を、ガキさんも参考にするでしょう。
何よりも、愛ちゃんだっていろんなアドバイスをくれるはず。
リーダーをサブリーダーが助けてきたように、
今度は、元・リーダーが現・リーダーを助けてくれるでしょう。
愛ちゃんについて語ってるはずが愛ガキ的になってきてしまいましたが、
昨日つぶやいたこのツイートをここで引用させていただきたいと思います。
ブログから感じられた、ちょっと沈んでるガキさんに贈りたかった言葉。
ステージは変わっても、
運命で強く結ばれてるはずの彼女はいつだって心のレベルで近くにいてくれるはずだから、
ガキさんは思うとおり進めばいいんだよ。
少し弱気な時もそばにいさせてって歌っているのは誰なんだい?
いてくれるよ。絶対に。
彼女を知った2004年当時、そして、リーダーになった2007年当時を考えてみても、
こんなにもモーニング娘。の形を築き上げる人になるとは思ってもいませんでした。
高橋愛は、本当に偉大な人です。