中野に4公演入りました。
そこで感じたことを思いつくままに書き殴りました。
読みにくいと思います。
気持ちの全部が書けたわけじゃないと思います。
でも自分の気持ちを書き出して整理したくて書きました。
同志と飲んで、そこで聞いた意見も混じって書いてます。
だから自分の中で消化した「人の感想」も含まれてるけど、でも今、こんな気持ちです。
中野に4公演入ってきた。
5/5は昼夜とも2階11列30番台。
5/6は昼が20列センターブロック上手寄り、夜は4列上手で中野でいう実質5列。
5/5はご存じの通り、愛佳の卒業発表後の初めてのコメントがある公演で。
遠方列だったってのもあって、何かとりあえず跳んでた。そうするしかなかった。
だから、モニタの表情とかもよくわかんなかったし、
昨日の時点で何人かの人が感じてた違和感がそこまで理解しきれないでいた。
そして、今日の昼公演。
これも20列センターとはいえ、なんか前の人が挙動不審でイマイチ集中できず。
夜。
一番近くで見た、ガキさん。
あー、みんなが言ってたのはこれだったんだ…って、ようやく気づいた。
愛佳の卒業発表コメントの時、愛佳はいちばん上手にいる。
だから、各メンバーがこっち側を向いてる状態になる。
さすがに4公演めだから、あんまり目を潤ませたりするメンバーもいない。
じっと愛佳の方を見たり、ちょっとうつむいてみたり、そんな感じだったんだけど。
真ん中にいたガキさんが、まったく無表情だった。
いつもそうしてるみたいに客席を見渡してるんだけど、別にどこにも焦点が合ってない。
惰性でふわふわしたまんまそっちの方に目をやってるだけ。
…誰かがコメントしてる時にこんなにも気が入ってないの、滅多に見たことがない。
ガキさんは、怒ってた。
怒ってるんだと思う。
何に対してかはもう邪推でしかないから書くに書けない。
愛佳も同時に卒業する、っていう事実の、何かもっともっと先にある何かに怒ってるんだと思う。
愛佳のコメントのあとのガキさんはどうなるんだろうと思ったら、
そこからまぁちゃんハピバになっちゃったから、よくわからないんだけど。
娘。今まで見てきて初めてガキさんを「怖い」って思ったのは、シルバーの腕時計。
ガキさんはシルバーの腕時計で上手がポジション。
だから表情がよく見えた。
その表情は、本当に怒りに震えてた。
苦々しく何かを押しつぶすような。
行き場のない何かを動きすべてにぶつけてるような。
もともと歌詞がそういう歌詞だけど、あんなにも全面に殺気立たせてステージに立ってたっけ?
そういえば、ラップに被せてくるガキさんの声、今日は強いなぁとか思ったんだった。
たぶん、それも影響あると思う。
シルバーの腕時計で自分と正対した時のガキさんを見て、「怖い」って何度も思った。
怖くて震えて涙が出そうだった。そんな感情、ちっとも嬉しくなかった。
この曲をこんな殺気でつとめてるのは、演技なんだよね? って問いたかった。
でも、どうやらそうじゃない。
演技だとしたら、曲に似つかわしくない。
最後のMCでわずかに「何度も立ってきた中野サンプラザも、これで最後だ」ということに触れて、
それが、妙に不思議な感覚で。
愛佳の卒業があのタイミングになってしまったことで愛佳を責めたくはない。
だけど、愛佳のコメントが入ったことで、ガキさんは卒業までの意気込みを最後のMCでしか触れられなくなった。
EJLの時がどうだったとか、そういうことは思い返してなから何とも言えないけど。
少なくとも愛ちゃんの時は、公演が短いし初日・生誕・凱旋・卒コンってイベント的公演が埋めていたこともあるけど、
口下手なりに愛ちゃんがコメントする場面はいくつかあったわけで…
周りのメンバーも、今日は愛ちゃんの○○で~ってのはあったわけで…
だから、悔しい。
どうしてこうなっちゃったんだろうってところに考えが行き着いて、出口が見えないから悔しい。
愛佳が悪いわけじゃない。
でも、5/18で卒業するのは二人。
じゃあ、もうそれは、ツアータイトルに銘打たれた「新垣里沙卒業スペシャル」ではない。
主役は、ガキさんだった。
だけどガキさんだけじゃなくなってしまった。
ぼーいがファイナルについてコメントしてた。
それを、自分は「飲み込んだ」。
…納得しようとしてた。
だから、ずーっと何かが引っかかってたんだと思う。
ガキさんが短いブログでしか愛佳の卒業に触れてないのも、
同時卒業を受け入れたという事実も、
そういうのひっくるめて全部、自分で納得しようとしてただけだったのかもしれない。
主役はガキさんだけじゃない。愛佳だけでもない。
「みんなが主役」。その意味は、どこにあるんだろう?
あんなに怒りを前面にしたガキさんを見て、
そこからいろんなものを遡って考えていったら、まったくそんなことはなかった。
ガキさんは何もかもに納得していない。
虚空を見つめるような仕草、見せるような人じゃない。
…この中野の公演を、「やりきった」だけなんだ。
5/6の昼を見て、「ガキさんは吹っ切れたように見えた」というツイートをした。
とんだ勘違いだったんだと思う。
速攻USBの収録が入ったから、ガキさんなりに抑えたんだと思う。
だから、そんなガキさんに5/5からの3公演ですっかり騙されていた自分に気づいて、
5/6の夜、あのシルバーの腕時計を見て、すーっと自分の中の何かが引いていった。
そんな自分が、情けなくて悔しい。黄緑着て黄緑振ってたのに何もわからない自分が。
あぁ。ガキさんはこのまま武道館を迎えたら、何が残るんだろう。
来週の大阪で、何かが変わるんだろうか。
ガキさんには、メンバーの誰かがケアできてるんだろうか。
れいなはそういう役じゃないだろう。愛佳がなれるはずもない。
一番可能性のあるさゆが、果たしてガキさんのことにまで手が回るのかどうか…
愛ちゃんはそういうところでケアできるのかな。
わかんないけど、いずれにしても誰かに自分の気持ちを吐き出せてたらいいなと切に思う。
ガキさんは、素直に泣けない、泣かない人だから、感情も内に閉じ込める人だから。
でも、もう5/18という日だけは決まってる。
残された公演数も、その日を含めて5しかないのも変えられない。
自分は、もう残るのは武道館しかない。
ガキさんに起きている変化を、もっとこの目で確かめておきたかった。
でもいくつかを検証するにはちょっと遅かったな。
だから、粛々とその日を迎えるしかない。
ガキさん激単推し、じゃないけど、でもやっぱりガキさんのことが好きだから。
バスツアーの生田の件とか、自分の中じゃどうしても許せない。
ガキさんのためのバスツアーだったのに。
生田がいろんなものを持ってってしまった。
そう思う自分が書いたレポは生田絡みが圧倒的に好んで読まれてる。
こんな屈辱あろうか。
誰のための舞台なのかと。誰のための。ガキさんの。ガキさんだけの……
…ガキさんは、高橋体制において名サブリーダーだった。
縁の下の力持ち。この役がこれ以上合う人もいないと思う。
最後のシングルで、やっとメインでセンターになって。
主役に躍り出たと思ってたのに。
愛佳は悪くない。愛佳が悪いんじゃない。だけど。
緑の海に染まる武道館を、見たかった。
観客すべてが向けてる歓声を一身に受ける、そんなガキさんが見たかった。
決して主要メンとか人気メンとかではないところから始まって、
積み上げて積み上げてつかんだリーダーの座、そして最後の舞台。
それを全うして満足そうにステージを降りていくガキさんを見たかった。
それはどうしても変えられない、自分の本当の気持ち。